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06.VS Code拡張機能版のClaude Codeを、快適に使うために整えておきたいこと

2026.06.20 1 min read
ARTICLE HERO

前回の記事では、Claude Codeの「3つの使い方」を整理しました。そのうえで、わたしはVS Code拡張機能版を使っていくことに決めました。普段使っているエディタの中で、ファイルを見ながらそのままAIに相談できるのは、やはり魅力的です。

ただし、ひとつ大事な前提をおさらいしておきます。VS Code拡張機能版は、前回の記事でPowerShellを使ってインストールしたClaude Code本体(CLI)が土台になっています。拡張機能だけを入れても動きません。すでにCLI版のインストールを終えているわたしには、もうその土台が整っているので、あとはVS Code側の準備を進めるだけです。

今回は、より快適に・効率的にClaude Codeを使うための、事前の準備と設定をまとめます。


事前にVS Codeへ入れておくもの

1. Claude Code 拡張機能(Anthropic公式)

VS Code内で直接AIと対話するために、必須の拡張機能です。

似たような名前の非公式の拡張機能も存在するため、インストールするときは発行元(Publisher)が「Anthropic」になっていることを必ず確認してください。VS Codeの拡張機能アイコンから「Claude Code」と検索すれば、公式のものが見つかります。

2. Japanese Language Pack for Visual Studio Code(Microsoft製)

VS Codeのメニューや設定画面を日本語化する拡張機能です。英語の画面に抵抗がある場合は、まずこれを入れて日本語環境にしておくと、このあとの設定作業も進めやすくなります。

3. Python 拡張機能(Microsoft製)

Claude Codeを使ってPythonでデータ集計や自動化スクリプトを作りたい場合は、この拡張機能を入れておくのがおすすめです。

実はこれ、単に「あると便利」という話ではありません。Claude Code拡張機能には「ワークスペースのPython環境を有効にする」という専用の設定項目があり、その動作にはPython拡張機能が必須だと、公式ドキュメントにはっきり書かれています。つまり、Pythonでの作業を考えているなら、Claude Code側の機能を正しく動かすために入れておくべきもの、という位置づけです。


事前にVS Codeで設定しておくこと

VS Codeのバージョン確認(1.98.0以上)

Claude Code拡張機能を使うには、VS Code本体がバージョン1.98.0以上である必要があります。これは公式ドキュメントにも明記されている、はっきりした条件です。古い場合は、先にVS Code本体をアップデートしておきましょう。

バージョンの確認方法は、VS Codeのメニューから「ヘルプ」→「バージョン情報」です。

Claudeの画面を「右側」に配置する

ここで、ひとつ言葉の整理をしておきます。

VS Code拡張機能版のClaude Codeの画面は、「ターミナル」ではありません。PowerShellのような黒い画面が出てくるわけではなく、初期状態では専用のチャットパネルが、VS Codeの中に新しいタブとして開かれます。

そして、このチャットパネルは、最初から右側に固定されているわけでもありません。初期設定では新しいタブとして開かれるだけなので、毎回タブを行ったり来たりすることになります。

そこでおすすめなのが、このパネルをドラッグして右側(セカンダリーサイドバー)に固定してしまうことです。一度パネルのタブをつかんで右端までドラッグすれば、左側にエディタ(コード)、右側にClaudeとのチャット、という配置に変わります。左でコードを見ながら、右でAIと対話できるようになり、画面を行き来する視線移動のストレスがぐっと減ります。

💡 ちなみにパネルは、右側だけでなく左サイドバーにも配置できます。お好みで調整してください。

ショートカットキーを確認・調整する

実は、Claude Codeの画面を呼び出すショートカットキーは、最初からすでに用意されています。エディタとClaudeのチャットパネルの間でフォーカスを切り替えるショートカットとして、Windowsでは Ctrl + Esc が割り当てられています。

ただし、ここにWindowsならではの落とし穴があります。Ctrl + Esc は、Windows自体の「スタートメニューを開く」というショートカットと被っているのです。そのため、環境によってはこの既定のショートカットがうまく働かないことがあります。

その場合は、VS Codeのキーボードショートカット設定(Ctrl + K → Ctrl + S で開けます)から、「Claude Code: Focus input」を検索して、自分の使いやすいキー(例:Ctrl + Q など)に割り当て直すのがおすすめです。マウスに手を伸ばす時間を省いて、思考を止めずにAIと対話できるようになります。

Claude Codeの「詳細表示」設定について(要・実機確認)

ここは正直にお伝えします。

Claude Codeには /config という設定メニューを開くコマンドがあり、テーマや権限設定など、いろいろな項目をここから変更できます。ただ、その中に「AIが今何を考えて、どのファイルを読んでいるか」をログとして流してくれる、いわゆるVerbose(詳細表示)に相当する項目があるかどうかは、今回まだ確認が取れていません。

VS Code拡張機能版は、CLI版(ターミナルで使うほう)に比べて使えるコマンドが一部に絞られている、という情報もあります。なので、CLI版にある設定が、拡張機能版の /config にもそのまま存在するとは限りません。

気になる場合は、ご自身の環境で実際に /config を開いて、それらしい項目があるか確認してみてください。もし見当たらなくても心配はいりません。拡張機能版には、AIがファイルを書き換える際に変更箇所を赤(削除)・緑(追加)の差分で表示し、必ず許可を求めてから実行するという仕組みが標準で備わっています。これ自体が「AIが何をしようとしているか」を可視化する役割を果たしてくれるので、Verbose的な設定が無くても、動きを把握しながら安心して使うことができます。

デバッグ環境(launch.json)の設定(※プログラムを書かせる場合)

Pythonなどでアプリやツールを作ってもらう場合は、プロジェクトフォルダの中に .vscode フォルダを作り、その中に launch.json という設定ファイルを用意しておくと便利です。

これを設定しておくと、Claude Codeに作ってもらったプログラムを、F5キーひとつですぐにテスト実行できるようになります。毎回コマンドを手で打たなくて済むので、「作ってもらう→試す→直してもらう」のサイクルが格段に速くなります。


まとめ

今回の準備で押さえておきたいポイントは、次の3つです。

ひとつ目は、VS Code拡張機能版の画面は「ターミナル」ではなく「チャットパネル」であること。これを正しく理解しておくと、設定まわりで迷いにくくなります。

ふたつ目は、画面の配置とショートカットです。チャットパネルは初期状態だとタブで開かれるだけなので、右側にドラッグして固定し、フォーカス切り替えのショートカット(Ctrl + Esc)がWindowsでは衝突しやすいので、必要なら別のキーに割り当て直す。この2つを整えるだけで、作業効率はかなり変わります。

みっつ目は、Verbose設定のように、情報源によって確証が持てない項目は、無理に断定せず、実機で確かめるという姿勢です。今回は確認を持ち越しましたが、確認でき次第、この記事にも反映していきます。

次回は、実際にVS Code拡張機能を使って、ファイルの編集や差分確認を試してみた様子をレポートする予定です。